top of page
執筆者の写真マダムa

縁は異なもの味なもの!

Good Morning!

王子の蘊蓄をなぜ真剣に聞いておかなかったのかと自問するマダムです。

たまにはお店のことでも語ろうかと思いまするが

当店ではかなり長期間、大音量、各種ソースにて音出しをし

オールマイティに甘い響きを奏でるJBL君が

本当にかわいそうなぐらいBGM再生機となっております。

元々ピアノを嗜んでいたクラッシック畑の王子ですが

ワタクシが根っからのジャズ愛好家でございましたので

王子ときたらいつの間にやら感化され

ジャズにのめり込んだかと思えば

あっという間にワタクシを追い越し

「なんでそんなことまで知ってるの?」

という蘊蓄たれに・・・(笑)

ジャズLPは4000枚

CDは自己申告5000枚

(これは絶対嘘!毎月の購入枚数がばれてないと思ってたらしい)

そんな中お気に入りアーティストの一人に

テナーサックス奏者のソニー・ロリンズさんがおられまして

その姿にあこがれ25歳の時にはテナーサックスを習い始めたという強者

さらにはナンのご縁かジャズCD仲間に切り絵作家さんがおられ

これまたドンなご縁かお店用に大きなものを作っていただくお話になり

「誰がいいとか、どんな構図がいいとかリクエストあったら聞くよ」

ハイそれがこちら

すごい大作です

これ切り絵ですから!

びっくりですから!

ワタクシには真似できません!

(イヤ、コンポンテキニサイノウノジテンデムリヤカラネ・・・💦)

これは、王子の蘊蓄を

記憶の彼方から引っ張り出して語らせていただきますが

ロリンズが最初の最盛期の頃スランプに落ちいたっとかで

突如引退宣言し姿を消したのですが

彼のお方は音楽を捨てきれず、人知れず

地道にひたすら1年だか2年だか

ウィリアムズバーグ橋のたもとで練習をかさね

その名も【橋】というアルバムを引っ提げて

再びジャズ音楽界に君臨したという

かなりドン引きなマニアック情報

で、その練習風景の記事を王子は何かで見たらしく

(てか、切り抜き持ってましたからこれまたドン引きでございましょう?)

「是非ともその構図でヨロシク!」

ということで2年近くかかって仕上げていただいたのが

件の切り絵でございます。

しかも、この作品を手掛けておられたときに

作者のよくにさんは肺がんを患われ

残念なことに当方に作品を納入いただいた数年後に身罷られてしまわれました。

ご本人様もおっしゃっておられましたが

「こんな大作はなかなかやらんよ」

ハイ本当に【縁は異なもの味なもの】とは

よく言ったもので

王子でなければあの大きさのあの題材はオーダーしなかったでしょうし

よくにさんでなければあの大きさのあの題材は制作できなかったでしょう。

そんな二人の出会いが

これまた偏屈なジャズ専門のレコードショップの取り持つ縁とは

全く縁は異なものでございますわねぇ

お空の上では今ごろ二人仲良くジャズ談義を醸し

さらにはくしゃみでもしてるのではございませぬか?


閲覧数:30回0件のコメント
  • Facebook Social Icon
  • Twitter Social Icon
bottom of page